2026.6.15
- コラム
X線を知ろう!④ mA(管電流)によって何が変わるの?
X線検査において、「mA(ミリアンペア)」は、X線を発生させる際に流れる電流の大きさを表しています。
mAが変わると、X線の「量」が変化し、検査画像にも影響を与えます。
① mAが高いとX線の量が増える
mAを高くすると、多くのX線が発生します。そのため、検出器やフィルムに届くX線量が増え、鮮明でノイズの少ない画像を得やすくなります。短時間で検査を行いたい場合にも有効です。
② 高すぎても注意が必要
一方、mAを必要以上に高くすると、画像が適正以上に濃くなったり、装置への負荷が大きくなったりすることがあります。また、X線管の寿命にも影響を与えるため、適切な設定が重要です。
③ kVとmAは役割が違う
kVが「どれだけ物質を透過するか」を決めるのに対し、mAは「どれだけ多くのX線を発生させるか」を決めています。良い検査画像を得るためには、検査対象に合わせて kV と mA をバランスよく設定することが大切です。
このように、mAは画像の品質や検査効率に大きく関わる重要な要素です。
次回は、「照射時間(Time)によって何が変わるのか?」を予定しています。
